すぐに実行すべき、カビ防止の基本3原則

 

カビは発生すると胞子を空気中にまき散らすため、吸い込むとアレルギーやアトピー性皮膚炎などの病気を引きおこしかねません。また建材が腐食して建物が劣化するなどわたしたちの生活には大敵なんです。

 

最近では建物の保熱性向上のため、冬でも畳にカビの発生するケースも。カビを防止する基本3原則は、つぎの3つです。

 

(1)水滴や結露を含め水分は、見つけたらすぐにふきとりましょう。
(2)晴れの日は窓を開けて換気を十分に行い、雨の日は除湿器をかけます。
(3)カビが発生する前の「予防掃除」を怠りなく。

 

とてもシンプルなカビ対策ですが、基本の基本です。まずカビ繁殖に水や湿気は栄養分となりますし、通風性のわるい部屋では温度も湿度も保たれ、文字どおりカビの温床になります。

 

またふだんから掃除を心がけ、畳をいつも清潔に乾燥させておけばカビがはえにくくなるのです。

 

意外に知られていないのですが、実は「新しい畳ほどカビがはえやすい」のだそうです。これは、新しい畳ほどイグサが新鮮で栄養成分が豊富に含まれ、カビのご馳走になるというわけ。とくに表皮部分に栄養が集中し、古い畳よりカビ発生率が高くなるのです。畳替えは夏ではなく、晩秋から冬のほうがよさそうですね。