カビがもっとも繁殖しやすい条件って?

 

カビという微生物は、湿度のある部屋、および温度の高い部屋を好みます。とくに室温が20℃を超えていて、しかも部屋がムシムシ湿度の高い場合は“特別警戒”日。カビがもっとも繁殖しやすい条件を満たすからです。

 

つまり日本の夏特有の高温多湿である「梅雨から夏(6月から9月)」にかけてはカビには最高の繁殖期なんですね。

 

室内におけるカビの発生しやすい条件を考えてみると、
★日中部屋が締めきりで換気をしていない、
★部屋の配置がわるく風通しがよくない、
★家具などがたくさんあって風通しがわるい、
★室内で洗濯物を頻繁に乾かしている(とくに梅雨)、
★室内に水槽など湿気を発生させるものがある、
★建物の床下に湿気がたまりやすい構造になっている、
★畳の上に絨毯などの敷物が敷かれている、
★梅雨から夏(6月から9月)の時期、などとなります。

 

また2階建て・3階建ての家の場合も気をつけてください。2階・3階に比べて1階は建物床下から湿気の影響を受けやすく、1階にある和室で畳にカビがはえるケースも多いのです。またコンクリート造りのマンションはフローリング床が多くなりましたが、和室のある家では建物の密封性からよりカビが発生しやすくなります。